開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催回 | 第11回 名古屋AI経営サミット |
| 開催日 | 2026-01-09 |
| 主講師 | 坂田誠氏(株式会社はちえん。) |
| 主題 | AIツールの選定・日常業務との連携・制作と修正 |
今回の重要ポイント
- 先に仕事の目的を定めることで、AIに任せたい範囲を具体化できます。
- 文章や画像の生成機能だけでなく、普段使うメール・ファイルとの関係も選定の視点になります。
- 一度作れるかに加え、修正しやすさと日常的に使い続けられるかを確かめることが重要です。
講演で扱った内容
1. 最初に決めるのは、解決したい仕事の課題
講演では、経営戦略や自社が目指す方向を考えてから、必要なAIの使い方を選ぶ順序が確認されました。ツールを導入したこと自体では、仕事がどう改善したかは分かりません。
企画を相談したい、情報を探したい、文章を整えたい、資料を作りたい。それぞれに必要な入力や完成物は異なります。今回の紹介は、AIを一つの機能でまとめて評価するのではなく、仕事の場面に分けて考える内容でした。[1]
2. 日常の情報へアクセスする動線を見る
Geminiの説明では、画像や図解の制作に加え、メールへの返信やGoogleの業務環境にある情報を扱う場面が取り上げられました。作りたい文章の材料をどこから得るかという視点です。
毎回必要な情報を探し直す作業があるなら、その工程を含めて考える必要があります。講演では、単体の生成結果だけでなく、普段の仕事の流れの中でAIを使う考え方が示されました。紹介された機能や連携条件は、開催当時の説明です。[2]
3. 普段使う環境との組み合わせを考える
ChatGPTとGeminiの比較に加え、Google WorkspaceやMicrosoft 365など、会社が使っている環境との関係も話題になりました。同じ作業でも、資料の保存場所や共同作業の方法によって、使いやすい入口は変わります。
講演中の製品評価は当時の利用経験に基づく説明です。本記事では、特定の製品が常に優れているという順位づけとしてではなく、自社の作業と照らし合わせるための比較として記録しています。[3]
4. 作成後の修正まで含めて選ぶ
Gensparkなどの説明では、スライドを作るだけでなく、内容を変更し、必要な箇所を直しながら使う場面が扱われました。最初の案を素早く得られることと、実際の仕事に合わせて仕上げられることは、どちらも選定の材料になります。
一度だけ作る資料か、内容を更新して繰り返し使う資料かによっても、確認したい点が変わります。講演は、完成直後の印象に加えて、その後の編集や運用を考える機会になりました。[4]
実演・事例から見えたこと
実践報告では、K氏が、広報用の文章や案内、日々の顧客対応などにAIを取り入れてきた過程を紹介しました。AIに触れる機会が増える中で、仕事で扱う場面も広げてきたという本人の報告です。[5]
ここで参考になるのは、使い方を一度に完成させるというより、目の前の業務を題材にして経験を重ねた点です。発信用の内容を作る仕事と、相手に合わせて情報を伝える仕事を、実務の中で試していました。個別の制作本数や作業量は省き、学習と業務が結び付いた過程を記録しています。
自社で検討したいこと
以下は、講演を自社へ当てはめるための編集上の整理です。代表的な仕事を一つ選び、入力資料、作りたいもの、直す箇所、最終確認者までを一続きで書き出すと、比較の基準を持ちやすくなります。
複数のツールを試す場合も、同じ材料と条件で比べれば、文章の質だけでなく、情報を渡す手間や修正のしやすさを見られます。日常の業務に合うかを確かめることが、使わない契約や属人的な運用を増やさずに導入を進める視点になります。
内容を理解するためのQ&A
以下は講演内容をもとに編集したQ&Aです。実際の質疑応答の逐語録ではありません。
すべてのAIを契約する必要がありますか?
講演は、仕事に合わせた使い分けを扱っています。まず目的と必要な成果物を決め、現在の環境で試せることから確かめる、という整理ができます。
AIの文章がよければ、それだけで選べますか?
メールやファイルとの関係、資料を直す手間なども仕事の一部です。生成結果と、その前後の工程を合わせて評価する視点が紹介されました。
AIに慣れていない担当者も使い始められますか?
K氏の報告は、実務を通じて使用する場面を増やした例です。同じ成長や成果を保証するものではありませんが、身近な仕事を題材に試す手がかりになります。
記録と出典
主催者提供の自動文字起こしをもとに編集しました。製品・機能への言及は開催当時のものです。事例発表者はイニシャル表記とし、所属や業務量などの詳細を省略しています。開催日・回数等は当時の公開記録で照合しています。