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Event report / 第8回 本会

AI検索時代に企業は何を発信するか

第8回 名古屋AI経営サミット 開催報告

2025年10月3日、第8回「名古屋AI経営サミット」を開催しました。株式会社はちえん。代表取締役の坂田誠氏が、GoogleのAIモードなど、AIを介して企業やサービスを探す場面を取り上げ、公式サイトの情報をどう整えるかを解説しました。

講演の中心は、自社の事業や実績を、確認できる事実として伝えることです。AI検索の実演に加え、会社情報、サービス説明、独自の事例、外部に掲載される情報の整合性などを扱いました。後半には、AIを日々の仕事へ取り入れている会員の報告も共有されました。

開催概要

項目内容
開催回第8回 名古屋AI経営サミット
開催日2025年10月3日(金)
講師坂田誠氏/株式会社はちえん。代表取締役
主なテーマAI検索、LLMO、公式サイトの情報整理、実績の発信
開催地名古屋市

日程・会場・講師は主催者による当時の開催報告で照合しています。

今回の重要ポイント

  • 何を提供する会社か、誰に役立つのかを、具体的な文章で伝える。
  • 自社が経験したことや確認できる実績を、一般論と区別して掲載する。
  • 公式サイトと外部の会社情報を確かめ、内容の誤りや食い違いを見直す。

講演で扱った内容

1.AIが候補を整理する検索を体験する

当日は、地域や相談内容などの条件を指定して、AIに事業者を探してもらう実演が行われました。利用者がリンクを一つずつ開くだけでなく、AIが情報を整理して候補を示す場面を確認する内容です。

講演では、こうした検索を念頭に置いた情報整備をLLMOの文脈で取り上げました。LLMOは大規模言語モデルを使う検索・回答への対応を指す言葉として使われています。ただし、当日の画面に出た候補は、その条件と時点での一例です。特定の書き方で掲載や推薦が保証されることを示した実演ではありません。[1]

2.会社とサービスを、比較できる言葉で説明する

サイトの見直しでは、会社名、所在地、連絡先などの基本情報と、サービスの対象、内容、提供の流れなどを具体的に書くことが取り上げられました。同名の会社との混同を避け、自社が何を行っているかを理解できる情報をそろえるという視点です。

画像の中だけに説明を置くのではなく、文章としても情報を伝えることや、画像の内容を説明する代替テキストにも触れました。読み手が知りたい条件に答えられるかを考え、抽象的な印象だけでは分からない事業の内容を明確にする提案でした。[2]

3.経験や実績を、根拠とともに伝える

講演では、経験・専門性・権威性・信頼性を表すE-E-A-Tの考え方にも言及しました。自社が実際に取り組んだ事例、担当者の経験、確認できるデータなど、発信内容の根拠を伝えることが論点になりました。

例えば、実績を紹介するときには、何に取り組み、どのような条件で、どの結果が確認できたのかを区別すると内容が具体的になります。他社にも当てはまる一般的な説明に、自社の経験を混ぜて実績のように見せることは避けるべきです。ここで挙げた整理の仕方は、講演の論点を記事づくりへ置き換えたものです。[3]

4.外部情報と、サイトが見つかる状態を点検する

Googleビジネスプロフィールなど、公式サイト以外に掲載される情報も話題になりました。AIの回答を確認する中で、別の会社の情報と混同される例にも触れ、正しい会社情報をそろえる必要性を考えました。

また、Search Consoleを用いたサイトの状況確認にも言及しています。文章を増やすだけでなく、ページが検索の対象として把握されているか、利用者が必要な情報へ進めるかを点検するという視点です。これは当日の講演で紹介された取り組みであり、個別サイトの表示結果を保証するものではありません。[4]

実演・事例から見えたこと

記事やページをAIで作る場面では、会社の情報や実際の事例を材料として与え、見出しを考えた後に内容を具体化していく流れが紹介されました。書くべき事実を先に整理し、その説明をAIとともに作る方法です。自社にしかない情報を、正しく読める文章にしていく作業として捉えられます。

後半には会員のY氏が、専門的な資料を扱う仕事でAIを取り入れていると報告しました。この記事では、業種、所在地、具体的な手続きや取引先が分かる情報を省略しています。

報告では、必要な資料の整理や違いの把握にAIを使い、従来の業務を見直しながら、取り組む範囲を広げようとしていることが語られました。新たな取り組みは進行中の説明であり、売上の増加や一定の時間削減が確定した事例としては扱っていません。AIを使うことで、仕事の進め方や可能性を検討し直している点に焦点を当てています。[5]

自社で検討したいこと

今回の内容からは、顧客からよく聞かれる質問を一つ選び、公式サイトだけで具体的に答えられるか確認する方法が考えられます。対象者、サービス内容、進め方、確認できる実績など、判断に必要な情報があるかを見ます。

過去の記事についても、当時の記録として残す情報と、現在のサービス説明を区別して整理することが必要です。AI検索への対応を考える機会を、顧客が自社を正しく理解できる情報になっているかを確かめる機会にする。それが、今回の講演から導ける実践の視点です。

内容を理解するためのQ&A

以下は講演内容をもとに編集したQ&Aです。当日の質疑応答の逐語記録ではありません。

今回の講演でいうAI検索対策は、どのような内容ですか?

会社やサービスの情報、経験に基づく事例、外部の掲載情報を整え、自社を正しく理解できる材料を用意する取り組みが紹介されました。

AIを使って記事を書けば、検索で紹介されますか?

AIで作成したこと自体が掲載を保証するものではありません。講演では、自社の事実や経験を材料にして、内容を具体化する方法を扱いました。

古い開催報告も、現在のサービス内容へ書き換えますか?

開催報告は当時の記録として扱い、現在のサービス説明とは区別するのが本稿の編集方針です。開催日と情報の時点を明示し、過去の説明を現在の条件と誤認させないようにします。

記録と出典

本稿は主催者提供の第8回文字起こしを中心に再構成した開催報告です。会員事例は掲載方針に従い、イニシャル表記とし、個別事情を一般化しています。検索・製品に関する説明は開催当時の内容として記載しています。

  1. 第8回文字起こし、19:00〜31:00付近。AI検索と事業者を探す実演。
  2. 同、31:00〜44:00付近。会社・サービスの情報と文章による説明。
  3. 同、44:00〜51:00付近。経験・専門性等と事実に基づく情報。
  4. 同、51:00〜1:02:00付近。サイトの確認と外部情報の整合。
  5. 同、1:02:00〜1:11:30付近の制作手順、1:13:00〜1:21:30付近の会員事例。個別の業務・成果の詳細は掲載していません。