開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催回 | 第17回 名古屋AI経営サミット |
| 開催日 | 2026-07-03 |
| 主講師 | 坂田誠氏(株式会社はちえん。) |
| 主題 | BtoAtoC・会社情報の一貫性・根拠のある発信 |
今回の重要ポイント
- 顧客がAIへ相談して候補を比較する場面を、情報発信を見直すきっかけとして取り上げました。
- 会社やサービスの説明は、具体的な事実と、その裏付けを確認できる形に整えます。
- ホームページだけでなく、SNSや外部のプロフィールとの食い違いも見直すことが論点になりました。
講演で扱った内容
1. BtoAtoCという購買の見方
BtoAtoCは、企業と消費者の間にAIが入り、情報の比較や判断を支える流れを示す考え方として紹介されました。顧客が自分で多くのページを読むだけでなく、条件をAIへ伝え、候補や違いを整理してもらう場面を想定しています。
これは、すべての購買が同じ経路になるという意味ではありません。講演では、比較の途中でAIが使われる可能性を踏まえ、会社の情報がどのように伝わるかを考える視点として扱われました。[1]
2. 何をしている会社か、事実から伝える
会社やサービスの紹介では、対象となる顧客、提供している内容、活動する範囲、経験や実績などを具体的に示すことが話題になりました。優れているという自己評価だけでは、比較の材料が不足するという問題意識です。
読み手が知りたい条件に答えられる説明があるか、実績の数字に時期や対象が付いているか。自社の強みを、第三者が意味を理解できる情報へ変える考え方が示されました。[2]
3. ホームページと外部の情報をそろえる
講演では、SNSのプロフィールなど、会社の外にある情報も確認対象として取り上げられました。事業内容が変わっているのに以前の説明が残っていると、どの情報が現在の案内なのか分かりにくくなります。
名称や提供内容、説明の一貫性を見直すことは、検索のためだけでなく、顧客が比較する際にも関わります。公開情報を一度作って終わりにせず、事業の変化に合わせて整えるという運用の話です。[3]
4. 体験と根拠のある情報を積み重ねる
発信内容については、自社の経験や顧客との実際の取り組み、外部から確認できる情報を持つことが話題になりました。見栄えのよい表現を増やすだけでは、何が事実なのかを判断する材料になりません。
生成した画像や文章を使う場合も、実際にあった出来事の記録と混同しないことが重要な論点です。本記事では、特定の書き方をすればAIが必ず推薦するという保証ではなく、確かめられる発信を整える話として記録しています。[4]
実演・事例から見えたこと
実践報告では、S氏が、自分で書き出した概要や用意した素材を使い、チラシや提案用の資料を作った取り組みを紹介しました。AIに材料を渡し、用途に合わせた形式へ整える使い方です。[5]
参考になるのは、伝えたい内容を本人が持ち、その整理や表現をAIに支援させていた点です。何を伝えるかまで任せきりにするのではなく、自分の事業についての情報を制作の起点にしています。固有の商品や販売先を示す情報は省き、資料づくりの工程に焦点を当てました。
自社で検討したいこと
以下は、講演をもとにした編集上の提案です。まず、初めて顧客になる人が知りたいことを並べ、自社のホームページに答えがあるか確認します。対象者、提供内容、対応範囲、実績の条件などを、一つずつ見ていく方法です。
次に、同じ説明がSNSや外部の紹介ページでどう書かれているかを確認します。食い違いを直し、実際の活動から得られた記録を追加することで、発信を継続的に整えられます。AIが返した会社紹介だけを成果指標にせず、元になる情報の正確さを確認することも大切です。
内容を理解するためのQ&A
以下は講演内容をもとに編集したQ&Aです。実際の質疑応答の逐語録ではありません。
BtoAtoCとは、AIがすべて購入を決めるという意味ですか?
今回の講演では、顧客の比較や情報整理にAIが介在する流れを示す言葉として使われました。すべての購買行動を一律に説明するものではありません。
AI検索への備えとして、どのページから見直せばよいでしょうか?
会社とサービスが何を提供するか、誰に適するかを説明するページが出発点になります。講演では、プロフィールや実績、外部情報との一貫性も扱われました。
記事やSNSの投稿を増やせば、必ず推薦されますか?
推薦や引用を保証するものではありません。今回の主題は、公開している情報の具体性、裏付け、一貫性を整えることです。
記録と出典
主催者提供の自動文字起こしをもとに編集しました。受領資料は講演の途中から始まるため、確認できた範囲を記録しています。製品・機能への言及は開催当時のものです。事例発表者はイニシャル表記とし、業種・商品・所在地などを省略しています。開催日・回数等は当時の公開記録で照合しています。講師の関連開催記録も参照しました。