開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催回 | 第4回 名古屋AI経営サミット |
| 開催日 | 2025-06-06 |
| 主講師 | 坂田誠氏(株式会社はちえん。) |
| 主題 | 生成AIの使い分け・楽曲制作・調査と資料作成・業務への導入 |
今回の重要ポイント
- AIツールの操作を学ぶ前に、経営や業務で何を実現したいかを考える視点が示されました。
- 音楽、調査、一覧表、スライドなど、作りたいものに合わせてAIを選ぶ実演が行われました。
- 機能や費用に加え、利用条件と日常の仕事への取り入れやすさも選定の観点になります。
講演で扱った内容
1. 経営の目的と、使う道具の順序を考える
冒頭では、AIによる社会の変化、自社の業界への影響、経営戦略を考え、そのうえで具体的なツールを使うという順序が説明されました。文章を速く作ることに加え、何を誰へ届けるかを考えるためにもAIを使う、という視点です。
講演中には、条件を整理して商品企画や事業の判断を相談する例も紹介されました。本記事では個別の事業や成果数字を省き、経営判断の材料を整理する使い方として記録しています。将来予測や個別の成果を、確実な見通しとして一般化してはいません。[1]
2. Sunoで、用途に合わせた楽曲を作る
音楽生成AIのSunoでは、どんな場面で聴く曲か、どのような雰囲気にしたいかを伝えて制作する流れが示されました。曲調を変える、祝いの場面に合わせるなど、依頼する条件によって使い道を考える実演です。
ChatGPTなどで歌詞を用意し、音楽の制作へ渡す使い方も説明されました。会社や人の思いを歌詞の材料にするという発想です。一方、名前の読みが意図と違う場面もあり、生成された内容を聴いて確かめる必要性が見える実演でした。[2]
3. Gensparkで、調査を表や資料へつなげる
Gensparkでは、営業先の候補を調べて一覧へ整理する例や、市場について調べた内容をスライドへまとめる例が紹介されました。必要な項目を示し、調査した情報を仕事で扱いやすい形にする使い方です。
講演では、集めた情報のリンクを確認する場面にも触れています。また、別のAIで作った文章を渡してスライド化する使い方も示されました。調査、内容の整理、見せ方の制作を、一つの道具だけで完結させず組み合わせる視点です。連絡を代行する機能のデモもあり、文章以外へ広がる活用例が紹介されました。[3]
4. 機能・費用・利用条件を合わせて見る
会員の実践報告では、AIを選ぶ際に、機能や性能、費用、セキュリティと利用条件を確認するという観点が示されました。個人向けと業務向けのプランを、名前や価格だけで比べないという提案です。
Google Workspaceなどを題材に、会議の記録、メールの文面、資料の要約といった、普段の作業にAIを取り入れる例が紹介されました。大きな変化だけを目指すのではなく、日常の不便を少しずつ改善する方向も語られています。紹介された機能や条件は、開催当時の説明です。[4]
実演・事例から見えたこと
事例報告①のM氏は、AIによる調査を最初の手がかりとして使い、返された内容の根拠を確認するという実務上の使い方を説明しました。調べ始める負担を減らしながら、確認する工程を残す取り組みです。[4]
事例報告②のM氏は、自分の経験や事業の情報を伝えたAIを、発信や相談に活用する考え方を紹介しました。自社を説明する役割に加え、資料やヒアリング内容をもとに、次の検討につなげたいという展望も語られています。[5]
2人の報告者は別人で、匿名化のため同じイニシャルで記載しています。所属や職種の細部、固有のサービス名は省略しました。すでに行っている使い方と、今後取り組みたい活用を分けて記録しています。
自社で検討したいこと
以下は、講演を自社へ当てはめるための編集上の整理です。まず、検討を深めたい仕事と、繰り返し行っている作業を一つずつ選び、AIに渡す材料と欲しい結果を書き出します。相談、調査、制作、確認という工程に分けると、使う道具の役割が見えやすくなります。
導入を判断するときは、最初の出力だけでなく、根拠の確認や修正の手間まで見たいところです。生成された楽曲の名前、一覧表の情報、資料の内容など、何を人が確かめるかを決めておくと、日常業務へ取り入れる形を考えやすくなります。
内容を理解するためのQ&A
以下は講演内容をもとに編集したQ&Aです。実際の質疑応答の逐語録ではありません。
ChatGPT以外のAIを使う理由は何ですか?
作りたいものや仕事の工程によって、使いやすい道具が異なるためです。今回の講演では、音楽制作、調査した情報の整理、スライド化などが紹介されました。
調査結果や資料が生成されたら、そのまま使えますか?
講演と実践報告では、元の情報へ戻って確認する視点が示されました。生成されたことと、内容を確認できたことを分けて扱います。
全社の仕事を一度に変える必要がありますか?
経営の方向を考える一方、会員報告では日常の小さな不便を改善する進め方も紹介されました。自社の目的と現状に合う業務から試す、という整理ができます。
記録と出典
主催者指定の第4回アーカイブ動画の音声から自動文字起こしを作成し、内容を編集しました。YouTubeの字幕を取得したものではありません。開催日は当時の募集案内と照合しています。製品の説明は開催当時のもので、画面表示や音楽の仕上がりを独立して評価した記録ではありません。