開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催回 | 第4回大阪AI経営ビジネスサミット |
| 開催日 | 2026年10月9日(金) |
| 参加者 | 24名 |
| 会場 | 大阪駅前第2ビル4階 Como Rental Office内413号室(ふれあい貸し会議室 梅田No141) |
| 基調講演 | 坂田誠氏(株式会社はちえん。) |
| 進行・導入 | 田中清史氏 |
| 主な内容 | 経営者の仕事の優先順位、Codexによる実務の実演、会員のAI活用事例、会員サービスの案内 |
今回から梅田の会場で開催。冒頭には、継続して学び、行動したことを共有しながら、それぞれのビジネスにつなげていくという本会の趣旨が伝えられました。[1]
今回の重要ポイント
- 経営の目的や将来像を言葉にし、その実現に必要な計画と行動を考える。
- AIに仕事を任せる際は、会社の情報、必要な資料、完成形の見本をそろえる。
- 最初の出力を見て具体的に修正を伝え、繰り返す仕事は手順として残す。
講演で扱った内容
1.日々の作業と、経営者が考えるべきこと
導入では田中氏が、SNS投稿や資料作成、連絡業務に追われる日常を振り返り、会社が目指す姿と目の前の行動がつながっているかを問いかけました。まず目的と経営計画を整理し、戦略を決め、AIも使って実行を進める。そこで生まれた余裕を、自分や周囲の意欲、経営の目的に向き合う時間へ戻すという考え方です。[2]
坂田氏も、AIの機能を覚えることと、自社の経営に役立てることを結び付けて説明しました。将来どのような事業にしたいのかを考え、そのためにAIへ何を頼むのかを決める。この視点が講演全体の土台になりました。[3]
2.名刺から、お礼メールの下書きへ
講演では、名刺交換をした相手へのお礼メールを題材に実演が行われました。名刺の情報に加え、自社の情報や相手のホームページを踏まえ、感謝を中心に自社の紹介も添えた文面をGmailの下書きにするよう依頼。できあがった文章を読み上げ、感謝の伝え方や営業色の強さを調整していきました。[4]
注目したいのは、相手との関係や文面の目的まで伝えていた点です。文章作成に必要な材料と、どのような印象を届けたいかを共有し、出力を見ながら修正する。その過程が、具体的な仕事を任せる例として示されました。
3.繰り返す仕事を、再利用できる手順にする
請求書の作成や月次の売上分析など、繰り返し発生する仕事については、一度進めた手順を「スキル」として登録し、次回の仕事に使う方法が紹介されました。スライド作成でも、自社の構成や見せ方をあらかじめ伝えることで、毎回の依頼に共通する基準を持たせるという説明がありました。[5]
また、漫画をもとにブログやSNS、説明動画へ展開した例も紹介されました。坂田氏は、素材を渡すだけで継続運用できる状態に近づけるには、仕事の進め方や外部サービスとの接続を事前に整えることが必要だと説明しました。[6]
4.事業計画から、実行に必要な資料へ
新規事業の例では、事業計画だけでなく、提案資料、見積もり・請求の書式、社内向けの手順書、行動を管理する表など、一連の成果物が紹介されました。何を目指し、どの条件で提供し、誰が何を進めるのかを、実務で使う資料へ落とし込む考え方です。[7]
ウェブサイト制作の紹介では、ページを作る工程に加え、利用状況を計測し、改善につなげる視点も扱われました。講演で示されたのは、制作物とその後の運用を一緒に考えるAI活用でした。[8]
実演・事例から見えたこと
会員事例:業務上の困りごとを、対話しながら形にする
会員のK氏からは、業務で使っていたサイトが利用できなくなったことをきっかけに、AIを使って代わりのサイトを構築した事例が報告されました。最初に大まかな希望を伝え、できあがった画面とイメージの違いを確認。スクリーンショットも使いながら、表示や機能について修正を重ねたとのことです。[9]
既に保存していた画像と管理番号を対応付け、必要なデータを整えることも工程の一つでした。さらに、画像をまとめて扱う機能やスマートフォンで作業しやすくする工夫を追加し、日常の使い勝手の改善につなげたと紹介されました。[10]
K氏は、日々の予定やタスクの整理にもAIを使っていると説明。やってみたいことをまず伝え、返ってきたものをもとに掘り下げるという進め方を共有しました。ここで紹介した内容は、当日の本人発表を要約したものです。[11]
学びを、次の実践へつなぐ
後半には穂苅博人から、会員ページを使った本会・分科会の確認、アーカイブや資料の閲覧、相談会などの案内がありました。本会で得た気付きを持ち帰り、実際に試し、分からないことを相談する。継続して取り組むための利用方法が説明されました。[12]
自社で検討したいこと
以下は当日の内容を踏まえた編集上の整理です。
- 毎週・毎月繰り返している仕事から、AIに任せたいものを一つ選ぶ。
- 目的、使用する資料、完成形の見本、確認が必要な箇所をまとめる。
- 最初の成果物を見て、直したい場所と理由を具体的に伝える。
- うまく進んだ手順を残し、次回も使えるようにする。
AIに任せる仕事を増やすときも、人が確認する場面を決めておくことが大切です。顧客情報を扱う範囲や、メールの送信・外部公開の判断を含め、自社の運用に合う形を考えることが次の一歩になります。
内容を理解するためのQ&A
以下は講演内容をもとに編集したQ&Aです。当日の質疑応答の逐語記録ではありません。
AIへの依頼は、最初から細かく決める必要がありますか?
会員事例では、大まかな希望から始め、試作された画面を見ながら修正を重ねていました。目的と必要な材料を伝え、対話の中で具体化していく進め方が紹介されています。[9]
同じ仕事を毎回説明する手間は減らせますか?
講演では、仕事の手順をスキルとして登録し、繰り返し使う方法が紹介されました。共通の書式や確認基準を整理しておくことが、再利用につながります。[5]
AIが作った成果物は、そのまま使えばよいのでしょうか?
お礼メールの実演では、できあがった文面を読み、意図に合わせて調整していました。会員事例でも修正を繰り返しています。成果物を確認し、自社の目的や実務に合うように整える工程が含まれていました。[4][10]
記録と出典
主催者提供の「第4回大阪AI経営ビジネスサミット」の文字起こしと、指定Googleドライブの当日写真をもとに編集しました。開催日は開催情報の正本と照合しています。動画画面の2026年10月13日は掲載日であり、開催日は10月9日です。
AI製品の説明は講演当時の紹介内容として記述しています。会員事例は既存の掲載方針に合わせてイニシャル・概要で紹介し、個別の成果金額や作業時間は掲載していません。
- 01:15〜03:03/開会、梅田会場、継続した学びと事例共有。 ↩
- 04:14〜17:55/仕事の優先順位、経営計画・戦略・実行と目的への向き合い方。 ↩
- 20:32〜24:02/経営にAIを生かすという講演の趣旨と将来の事業計画。 ↩
- 29:45〜34:58、39:07〜41:53/名刺情報、会社情報を用いたお礼メールの下書きと文面の調整。 ↩
- 35:00〜38:07、42:17〜44:31/スライドの構成、請求書や売上分析の手順をスキルとして残す説明。 ↩
- 46:09〜53:20/漫画・記事・SNS・説明動画への展開と、事前の仕組みづくり。 ↩
- 56:09〜1:05:20/事業計画、営業資料、書式、手順書、行動管理表の紹介。 ↩
- 1:06:10〜1:13:46/サイト制作と利用状況の計測・運用の紹介。 ↩
- 1:27:10〜1:30:30/会員K氏による代替サイト構築、スクリーンショットと対話による修正。 ↩
- 1:32:11〜1:35:16/画像・管理番号の対応付けと、画像操作・スマートフォン利用の改善。 ↩
- 1:36:18〜1:39:48/日々の予定・タスク整理と、まず試して掘り下げる進め方。 ↩
- 1:41:48〜1:54:30/会員ページ、アーカイブ・資料、分科会・相談会の案内。 ↩
当日の写真
本文で紹介した場面に加え、さまざまな画角から当日の様子をご覧いただけます。写真を押すと拡大します。







